気になる木
晴れた日曜日
矢崎としょーたは
学校の裏山の芝生に寝転んでいた
夏の手前の心地よいそよ風が二人を優しく包み込む
矢崎が空を見ながら言った
矢崎「いやー気持ちいいなー」
しょーたも嬉しそうに空を見ながらうなずいた
しょーた「うん、ほんと気持ちいいねー」
そこへ
理沙とまどかがサラサラの髪をなびかせながら
笑顔で歩いて来た
理沙がしょーたと矢崎を発見して
嬉しそうに呼んだ
理沙「あ、しょーた君と矢崎君だ!」
まどかもパッとそっちの方を見て
元気そうな顔で言った
まどか「あ、本当だ!偶然だね!」
しょーたと矢崎が
ん?
と
振り返ると
さわやかな二人のおなごが近付いてくる
しょーたも嬉しそうに返事をした
しょーた「あ、まどかさんに理沙さん!」
矢崎もびっくりして声をかけた
矢崎「お!どうしたの?」
まどかが風に揺れる髪を片手でかきあげながら言った
まどか「ここって町が見渡せて気持ちいいから
たまに一緒に学校終わった後に来てるんだよね?」
と
理沙の方を見て言った
理沙「うん!しょーた君たちもここ好きなんだ?」
しょーたは少し顔を赤らめながらうなずいた
しょーた「う、うん(笑)」
そして
まどか、理沙
矢崎、しょーた
の
4人は
晴れた青空の下
さわやかな芝生の上で
しばし
楽しい会話に花を咲かせた
しばらくすると
雲行きがあやしくなり
ぽつりぽつり
と
雨がふってきた
まどかが空に手をだして言った
まどか「あ、雨だ、、」
矢崎「本当だ、、これは結構ふってきそうだな、、」
すると
矢崎の言う通り
雨はどんどん強くなり
一瞬のうちにして
大雨と化した
4人は急いで走って
近くにあった大きな木の下に入った
矢崎が髪についた雨を払いながら言った
矢崎「ふうーいきなりこんなに降ってくるとはな、、」
まどかも眉をひそめて体を拭いている
まどか「もーびしょびしょになっちゃったよー」
すると
どこからか声が聞こえてきた
「このー木なんの木気になる木〜♪」
全員「、、、、、」
みんなは
ん?
と
不思議そうな顔で
まわりを見渡した
しかし
誰もいない
しょーたが不思議そうな顔で辺りを見回した
しょーた「なんだろう?」
すると
またどこからともなく声がした
「このー木なんの木気になる木〜♪」
全員「、、、、、、」
すると
その声が急に叫んだ
「コーラスやってくれよ!!」
しょーた「え!?」
しょーたはびっくりした顔で上を見た
すると
そこには木の枝に座った鈴木がいた
矢崎「鈴木!!(笑)」
理沙が優しい笑顔で言った
理沙「また突然あらわれたね(笑)」
鈴木は無邪気な顔で言った
鈴木「もっかいいくぞ?」
しょーた「え?」
鈴木「この〜木なんの木気になる木〜♪」
全員「気になる木〜♪」
鈴木「よっしゃ!!!!」
鈴木はめっちゃくちゃ嬉しそうに歌った
鈴木「名前も知らない木ですから〜♪」
すると
そこに
みのるとゆうきが走ってきた
みのる「大変だ!大変だ!!」
ゆうき「てーへんだ!てーへんだぃ!!!」
矢崎がびっくりして振り向いた
矢崎「なんだ?」
ゆうきとみのるは猛スピードで走ってきた
鈴木が叫んだ
鈴木「おい!合い言葉を言え!!」
そして
鈴木はみのるとゆうきに向かって歌いかけた
鈴木「この〜木なんの木気になる木〜♪」
みのる「うるせーコノヤロウ!!」
ゆうき「この鈴木!!鈴木!!」
みのるとゆうきは
鈴木を木から引きずり落とし
ボコボコにした
ドガッ!!
バキッ!!
鈴木「うぐはぁ!!!」
鈴木はボコられた
まどかがそれを見て叫んだ
まどか「ちょっと!いきなりひどいじゃない!!
鈴木君はみんなで歌を歌いたいだけなのに!」
みのる「うるせーこのアマ!!」
ゆうき「犯すぞコラ!!」
ゆうきとみのるは
まどかに襲いかかった
矢崎があわてて止めに入った
矢崎「ちょ!ちょっとお前らやめろよ!!」
みのる「んふー!!」
ゆうき「ふう!ふう!」
しょーたがびっくりした顔で聞いた
しょーた「ね、ねぇ、大変だって何が大変なの?」
すると
みのるが目をまるくして言った
みのる「聞いて驚くなよ?」
ゆうき「いや!驚け!!」
そして
二人は服装をととのえて静かに言った
みのる「リサイクルじじいの野郎がまたとんでもない物を発明したんだ、、」
しょーたが目をまるくして言った
しょーた「と、、とんんでもない物?、、」
ゆうきがしょーたの肩に手をおいた
ゆうき「そう、とんでもない物だ」
理沙も不思議そうに言った
理沙「とんでもない物って?、、」
まどかがイライラしながら言った
まどか「言うなら早く言いなさいよ!
あたしたち楽しく過ごしてたのに
あんたたちが突然ぶちこわしたんだからね!!」
みのる「なんだとコノヤロー!!」
ゆうき「やんのかコラ!!ああ!?」
みのるとゆうきが今にも殴りかかりそうな勢いで
まどかに向かって叫んだ
まどか「ちょっ、、」
まどかはあまりに激しくキレられたので
ちょっとびっくりしていた
みのるとゆうきは
さらに激しくまどかに向かってキレた
みのる「あ!?何とか言ってみろよ!このおたんこなす!!」
矢崎「お、おたんこなす!?」
ゆうき「痛い目にあわねーとわかんねーかぁ!?」
なぜか鈴木もキレてまどかの胸ぐらをつかんだ
鈴木「わかってんのかコノヤロウ!!」
矢崎「おいおい!、お前が怒ってどうすんだよ!?」
鈴木「え?」
すると
ゆうきがついに言った
ゆうき「感情コントロールだ」
しょーたが不思議そうな目をした
しょーた「感情、、、コントロール?」
ゆうき「そうだ」
みのるが口を開いた
みのる「感情コントロール、、、それは、、、
人間の手をこえた神の領域、、、」
まどか「な、なんなのそれ?」
みのる「よし、言葉で言うより実際に使ってみろ」
そう言って
みのるはポケットから
小さなボタンを取り出した
みんなは
なんだこれ?
と
その
小さなボタンを見つめた
いやはや
なにやら出てきた
小さなボタン
その正体とは?
感情コントロールとは一体なんなのか?
次週こう御期待!!
(笑)
つづく(笑)
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