ブラックメン


理沙は1人で部屋にいた

自分の家の

自分の部屋だ

時間は夜8時

少々女の子らしく整とんされた部屋には

何個かかわいらしいぬいぐるみが飾ってある

突然

停電になった

理沙の家の電気がすべて消えた

理沙は家族の誰かがブレーカーをあげるだろうと

ベッドに座って待った

しかし

いっこうにその気配はない

それどころか

家の中にいたはずの

母や父

姉のいる気配すらなくなっている

まるで家に1人でいるかのようだ

不思議に思った理沙は

2階の自分の部屋から

木の階段を下りて

1階へ向かった

すると

居間に父と母と姉が

テレビを見ている状態のまま

固まっている

理沙はびっくりして

あわててかけ寄った

理沙「お父さん!!お母さん!!お姉ちゃん!?」

理沙はしきりに3人の肩を揺さぶったが

ぴくりともしない

それどころか

まるで石のように動かない

理沙はパニックにおちいった

そして

慌てて玄関のドアに駆け寄り

外に出ようとしたが

ドアが開かない

理沙「あれ!?」

ガチャッ

ガチャッ

カギはかかっていないのに

いくらノブをひねってもトビラが開かない

理沙は途方に暮れた

そして

ひとまず自分の部屋に戻り

窓のカーテンを開けて

外を見た

誰か人に助けを求めようと思った

しかし

なかなか人が通らない

すると

1階の方から

物音がする

ギシギシと音をたてて

誰かが階段を登ってくる

理沙「お母さん!?」

理沙は急いで階段の所へかけよった

しかし

そこにいたのはお母さんではなかった

お父さんでも

お姉さんでもない

見た事もない人物が階段を登ってくる

気味の悪い男だ

顔は焼けただれ

ぎょろぎょろとした目から

赤い光がこぼれている

理沙「きゃぁぁぁぁ!!!」

理沙はハンパなくびっくりし

慌てて自分の部屋に閉じこもって

カギをかけた

気味の悪い男は階段を登り

理沙の部屋のドアノブに手をかけた

ガチャッ

ガチャッ

カギがかかっている

ドンッ!!

ドンッ!!

男は激しく理沙の部屋のドアを叩いた

外から衝撃で

ドアを開けようとしている

理沙「きゃぁぁぁぁ!!」

理沙は驚いて

恐怖にかられながら

部屋の窓を開けようとした

しかし

窓が開かない

カギはかかっていない

しかし

いくら力を入れても

びくともしない

ドガンッ!!

ドガンッ!!

しだいに

理沙の部屋のドアを叩く音が大きくなってきた

いまにもドアが壊れそうだ

理沙はパニック状態になりながら

部屋の窓を叩いた

理沙「誰かー!!助けてー!!」

しかし

理沙の部屋の窓から見える通りに人はいない

ドギャンッ!!

ついに

理沙の部屋のドアが破壊され

気味の悪いゾンビのような男が入ってきた

理沙「きゃぁぁぁ!!」

理沙は泣きながら

窓を必死で叩いた

理沙「誰かー!!!」

すると

その時

窓の外の通りを

3人の人物が通りかかった

みのる、ゆうき、鈴木

3人だった

みのるが

ふと

理沙の家の2階の窓から

誰かがこっちを見ているのに気付いた

みのる「あれ?なあ、あそこの窓にいるのって、、、」

ゆうきも2階の窓を見た

ゆうき「あれ?、あれ理沙ちゃんじゃないか?」

鈴木もそっちを見た

鈴木「なにか様子がおかしいな」

理沙は泣きながら

本気で窓を叩いた

理沙「みのるくん!!!助けて!!」

ゆうきが目をしかめながら

2階の窓を見た

ゆうき「なんか叫んでるぞ?」

理沙の部屋では

顔の焼けただれた男が

ゆっくりと理沙に近付いてくる

手には何やら刃物のような物を持っている

謎の男「殺してやる、、、」

気味の悪い声で

男はそう言いながら理沙に近付いてきた

理沙「やめてぇ!!!!」

気味の悪い男は

理沙の首をギュッと押さえ付け

目の前に刃物を突き付けた

理沙「いやぁ!!!」

次の瞬間

誰かが男の手をつかんで

ぐいっ

理沙から引き離した

謎の男「誰だ!!?」

それは鈴木だった

理沙「す、鈴木くん!!」

鈴木は男の手をガッと押さえ付けて言った

鈴木「彼女はやめてと言っている」

謎の男「誰だおまえは!?」

謎の男は

鈴木の首根っこを押さえ付け

鈴木ののどに刃物を押し付けた

謎の男「おまえから殺してやる」

しかし

鈴木は男の手をガッとつかみ

壁に押し付けた

ドガッ

謎の男「うぐっ、、」

謎の男は必死でもがくが

鈴木の圧倒的な力によって動けない

鈴木は謎の男に顔を近付けて

静かに言った

鈴木「聞こえないのか?彼女はやめて、と言っている」

謎の男は鬼のような形相で

鈴木をにらみつけた

鈴木はもっと鬼のような形相で男を睨み付けた

謎の男「うっ、、」

謎の男はあまりにも恐ろしい鈴木の形相に恐れをなした

次の瞬間

理沙の部屋に

みのるとゆうきが飛び込んできた

みのる「オラ!!てめえ何やってんだコノヤロー!!」

ゆうき「しばくぞコラ!!」

ドガッ!!

ボコッ!!

ゆうきとみのるは

謎の男を床に叩き付け

蹴り飛ばした

謎の男「うぐぁ!!」

すると

理沙が叫んだ

理沙「やめて!!」

みのる「え!?」

みのるとゆうきがよく見ると

間違えて鈴木をボコっていた

鈴木「い、いたいのはやめて(笑)」

そのスキに

気味の悪い男が

理沙に飛びかかった

理沙「きゃぁ!!」

その瞬間

ゆうきが男の背中にドロップキックを食らわせた

ゆうき「さーらコノヤロウ!!」

謎の男「ぐはぁ!!」

パリーンッ

男は2階の窓をつきやぶり

外の地面に落っこちた

そして

スチャッ

着地して

人間とは思えないスピードで

走って逃げていった

すると

理沙の家の電気が明かりを取り戻し

家中が明るくなった

1階の部屋からは

テレビの音がもれ

理沙の家族の楽しそうな笑い声がきこえる

理沙は少し冷静さを取り戻し

疲れ切ったように

ベッドに座り込んだ

みのる「ふうー、、」

ゆうきが窓の外を見ながら言った

ゆうき「なんだったんだ?あいつは、、」

鈴木が腕を組んで

しかめっ面で言った

鈴木「ブラックメンだ」

みのる&ゆうき「ブラックメン?!なんだそりゃ?」


いやはや

何だかわからないが

突然、命を狙われてしまった理沙

ブラックメンとは

一体何ものなのか?

次週こう御期待!!

しゅぽ!!

(笑)


つづく(笑)




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