浮遊夢
ゆうきは
学校の帰りに
家の近くの路地を歩いていた
ふと
なぜか
ゆうきは空中に飛べるような気がした
ゆうき「ん?」
ゆうきは不思議に思ったが
とりあえず
気にせずに歩いていた
しばらく歩くと
また
急に中に浮けるような気がしてきた
ゆうき「なんだ?」
さすがに
不思議に思ったゆうきは
ちょっとジャンプしてみた
ピョンッ
すると
そのまま着地しないで
ふわっと
体が浮かんだままになるような気がした
すると
なんと
驚いた事に
本当にゆうきの体は
ふわっと
中に浮いたまま
地上30cmぐらいの所をただよった
まるで
バックトゥーザフューチャー2
に出てくる
ホバーボードのように
ゆうき「うわ!!」
ゆうきは思わずびっくりして声をあげた
そして
思った
ゆうき『そんな事があるはずねぇ!!』
と
思った瞬間
ゆうきの体は
スッと
地面に落下した
トスッ
ゆうきは地面に着地して
首をかしげた
ゆうき「なんだったんだ?今のは、、」
そして
ゆうきはその日
そのまま帰宅した
そして
次の日
ゆうきは学校へ行くために
大森駅にいた
改札口で
JRカードを使って
ピピッ
と
自動改札を通過し
たくさんの通勤する人込みの中
歩いていると
また
ふと
なんだか中に浮けるような気がした
ゆうき「なんなんだ?」
ゆうきは
しかたなく
一旦立ち止まった
そして
ふわっと
中に浮きそうな気がした
すると
驚いた事に
本当にゆうきの体は
ふわっと
浮いた
地上30cmくらいの地点に
ふわふわと浮いた
まわりには
たくさんの人が
忙しそうに通勤ラッシュで歩いているが
誰も急いでいるので気付いていなかった
ゆうきは思った
ゆうき「そんなバカな!?」
と
思った瞬間
ふっと
ゆうきの体は地面に落下した
トスッ
ゆうきは地面に着地し
首をかしげながら
学校へ向かった
キーンコーン♪
カーンコーン♪
いつものように学校が終わり
ゆうきはみんなを連れて
学校の裏の山にいた
ゆうき「だからさ、中に浮いたんだよ体が!!」
みのる「うそつくなよおまえそんなのあり得ねぇって!(笑)」
ゆうき「本当なんだってばよ!!」
しょーたも首をかしげている
まどかが超かわいいフェイスで言った
まどか「それさ、ゆうきの夢って事はないの?」
ゆうきはパンッと手を叩いて言った
ゆうき「そう!!それなんだよ!!」
矢崎が不思議そうに聞いた
矢崎「どういうこと?」
ゆうき「だから!!これが夢なんじゃねえかと思ってよ!!」
理沙が不思議そうな顔で言った
理沙「これ、、って?」
ゆうき「だからさ、今こうしてお前らと喋ってるだろ?」
みのる「ああ」
ゆうき「これ夢なんじゃねえかと思ってよ」
みのるがバッと立ち上がって言った
みのる「じゃあ何かい!?オレらはお前の夢の中の人物って事か!?」
しょーたが興味しんしんで言った
しょーた「という事はこうやって喋ってる僕らはみんな
ゆうき君の脳みそがつくり出してる夢って事になるね」
みのるがハイテンションで言った
みのる「おいおい!じゃあオレはなにかい!!
おまえの脳みそがつくり出してるオレで
現実の世界にはもう1人本物のオレがいるって事か!?」
ゆうきも首をかしげた
ゆうき「ん?まあよくわかんねぇけどそんな感じだよ」
鈴木が草むらの中から歩いて来た
鈴木「いや、そうとは限らん」
全員「鈴木!!」
みんなは振り返って鈴木を見た
鈴木は喋りながら歩いて来た
鈴木「こう考えてみよう
オレ達は今、みんな寝ている」
みのる「あ?起きてんじゃねーかよ?」
鈴木「違う、これはみんなの夢なのだ」
理沙が不思議そうにつぶやいた
理沙「みんなの、、夢?」
鈴木「そうだ」
しょーたがパッと立ち上がった
しょーた「も、もしかして、、こういう事!?」
ゆうきがしょーたを見て言った
ゆうき「なんだ!?何かわかったのか!?」
しょーたは手を握りしめて言った
しょーた「つまり、、今は本当は夜中の3時くらいで
本当はみんな寝てるんだけど
みんながそれぞれ夢を見ていて
その夢の中で今こうして会っているんだ」
鈴木「そう、その通り」
まどかが驚いて言った
まどか「え!?じゃあ、みんなの夢がつながってて
夢の中で会ってるって事?」
鈴木「そうだ、そしてオレ達はいつもこうして夢の中で会っていて
いつも次の日の朝起きると忘れている
と考えるとどうだろう」
みのるが頭をかきむしりながら言った
みのる「あーもう何がなんだかよくわからねぇよ!!」
矢崎が言った
矢崎「うん、それも面白い考えだな
確かに今これが現実なのか夢なのか
はっきりとした答えはないもんな」
理沙がハッとしたように言った
理沙「言われてみれば、、確かに、、」
しょーたがふと何かを思い付いたように
自分のほっぺをつねった
しょーた「い、痛くない、、」
理沙「え?」
しょーた「みんな自分のほっぺをつねってみて!!」
みんなは自分のほっぺをつねってみた
ゆうき「んん、確かに痛くないような気もするけど痛てぇような気もするなぁ、、」
理沙「うん、私もいつもと違うような同じような、、」
みのるがバッと立ち上がった
みのる「よし!!じゃあ今からみんなそれぞれこの世界が夢かどうか
確かめようぜ!!」
ゆうき「お!それいいねー!!」
みのる「今から解散してみんなそれぞれこの世界を調べてくれ!!
で、1時間後にまたここで会おう!!」
矢崎「よし!!」
まどか「わかった!!」
そして
みんなはそれぞれに走って
この世界が夢なのか現実なのか
調べにいった
ゆうきは山から町を見渡して思った
ゆうき「おかしいなー、、なんか飛べるような気がするんだよなー、、」
そして
ゆうきは
ふと
ジャンプしてみた
ピョーンッ
すると
ゆうきの体は中に浮いた
ゆうき「ほら!やっぱり!!」
そして
ゆうきはそのままスーパーマンのように
どこまでも自由に飛んでいけるような気がした
ゆうき「それ!!」
すると
ゆうきの体は本当に
青空を自由自在に飛び回る事ができた
ゆうき「すげー!!こりゃいいや!!」
そして
ゆうきは思うままに空を飛び回った
しばらく飛んでいて
ふと
思った
ゆうき「にしてもやっぱ、、こんなのあり得ねぇよな、、
飛べるわけねぇもん、、」
と
思った瞬間
急に
ゆうきの体が落下した
ゆうき「うわ!!」
その時
ゆうきは気付いた
そういえば
今日の朝から一定した法則があった事に
そう
それは
ゆうきの思った事が現実になるという事
飛べる
と
思えば
飛べるし
飛べない
と思うと
落っこちる
そう
ゆうきはそれをくり返していた
そして
今
上空300メートルほどの地点から
一気に落下している
そのとき
ゆうきは思った
ゆうき「くそっ!!飛べ!!飛べ!!」
しかし
ゆうきは心から信じる事ができなかった
自分が飛べる
という信念を持てなかった
ゆうきの体はどんどん落下していった
ゆうきは思った
ゆうき「まあ、でもどうせ夢だしな
落っこちても平気だろ、、ん?、、、
ちょっと待てよ?、、
この感じは、、、
この感じは?、、
本当に夢なのか?、、
もし、、夢じゃなかったら、、、
こんな高さから落っこちたら、、死んじまう、、
ん?、、、
あれ!?、、、」
と
その時
ゆうきの頭が覚醒した
そして
的確に今の状況がなんなのか理解した
夢じゃない!!
ゆうきの体は
どんどん落下していった
ゆうきの全身から一瞬にして
血の気が引き
生まれて始めて
死の恐怖に直面した
そして
一瞬のうちに思った
ゆうき『ちくしょー!!なんで気付かなかったんだ!!
やっぱ夢なんかじゃねぇよ!!
あからさまに現実じゃねーか!!
ちくしょー!!』
ゆうきは地上300メートルもの高さを
なんとなく飛行していた自分を後悔した
もっと慎重に飛べばよかったと
そして
強く念じた
ゆうき「飛べ!!飛べぇ!!上がれぇーーー!!!!」
しかし
今のゆうきには
どうしても
恐怖に包み込まれ
自分が飛べる
という事を
信じる事ができなかった
そして
ゆうきの体は地上に向かって
急降下していった
ゆうき「うわぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」
ハッ
ふと
目がさめると
ゆうきは自分の部屋にいた
カーテンから朝日が差し込み
鳥の鳴き声が
チュンチュン
と
響いている
ゆうき「なんだ、、、夢か、、、」
ゆうきはじっとりとした
冷や汗をかきながら
ドキドキしている胸を落ち着かせた
そして
いつものように学校へ向かった
学校へ行く途中
夢の事を思い出したゆうきは
ふと
飛べるような気がしてきた
ゆうき「まさかな(笑)」
ゆうきは軽く笑いながら
ジャンプした
ふわっ
ゆうきの体は中に浮いた
地上30cmくらいの所を
ふわふわと浮いている
ゆうき「そ、そんなバカな!!!」
ささやかな朝の風が
冬の匂いを運んでいる
いやはや
夢なのか
現実なのか?
ゆうきは飛べるようになったのか?
これも夢なのか?
みなさんも現実と夢の確認チェックには
気をつけよう!!
アデュー!!
(笑)
つづく(笑)
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