クモの糸


みのるたちは

リサイクルじいさんの家にいた

冬の暖かな日ざしが

木でできた冊子の窓から降り注ぎ

畳の部屋には

ほのかな幸せ感がただよっている

みのるが窓の外を見て言った

みのる「うう、、、流奈ちゃん、、」

ゆうきがみのるの肩に手を乗せた

ゆうき「まあまあ、来年また会えるんだからいいじゃねーか

で、今度は何を作ったんだ?」

リサイクルじいさんは一冊の本を取り出した

リサイクルじいさん「この本を御存じかな?」

その本には

『蜘蛛の糸』

書かれていた

しょーたが本を見て言った

しょーた「くものいと、、ですか?」

リサイクルじいさん「そうじゃ、さすがしょーた君!!」

その本は

芥川龍之介

という作家の書いた本だった

内容は

こうである

むかしむかし

ある所に

1人の罪人がいた

彼の名前を

カンダタ

言った

カンダタは人殺しだった

数々の悪行を積み重ねていた

しかし

そんなカンダタが

ある日

古びた木の倉庫の中で

一匹のクモを見つけた

クモはすき間に足が引っかかり

動けなくなっていた

カンダタは悪人で人殺しだったが

なんとなく

そのクモを助けてみた

そして

その後

カンダタは病気で死んで

あの世へ行った

現世で悪さばかりしていたカンダタは

当然のごとく

地獄に落ちた

地獄にはたくさんの魑魅魍魎のような

餓鬼がいた

カンダタはその中の1人だった

そんなカンダタを

雲の上の天国から

ある人物が見ていた

いや

人物というよりは

と言った方がいいかもしれない

そう

生きている時に

カンダタが唯一助けた一匹のクモだった

クモは天国の池から下を見て

お釈迦様に言った

『お釈迦様

あの地獄にいるカンダタという男

現世で一度わたしの事を助けてくれたんです

だから

お礼に私から助けの糸を垂らしてもいいですか?』

そして

一匹のクモは

天国から

地獄のカンダタにむけて

一本の糸を垂らした

地獄で精魂もつきはて

他の餓鬼たちと同様に

うごめいていたカンダタの目の前に

一本の糸が下りてきた

カンダタは

はっ!!

気付いた

そして

生きている時に助けたクモのお礼だとわかった

そして

それからというものの

カンダタは

その一本の糸をつたって

上へ上へと

登っていった

しかし

天国はカリン塔よりも上の方にあるかのように

どこまで登っても

なかなか

たどり着けなかった

しかし

神田さんは

じゃなくて

カンダタはあきらめずに

雨の日も

風の日も

ずっと糸を登り続けた

そして

ついに遥か上の方に

天国と思われる

光が見えた

よし!!

しかし

その時

下の方から

おぞましい餓鬼たちの声が聞こえてきた

おぉぉぉぉおおお

おれたちもぉぉぉぉ

てんごくえつれってってくれぇぇぇぇ

なんと

下を見ると

無数の餓鬼たちが

カンダタの登っている糸をつたって

勝手に登ってきていた

カンダタは思った

まずい!!

このままじゃ

奴らの重みで糸が切れてしまう!!

そして

カンダタは叫んだ

「くるなー!!!!

これはオレのための糸だぁーー!!

おまえらのための糸じゃない!!

来るんじゃねぇーー!!!」

その瞬間

プツッ

糸が切れて

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

カンダタも

餓鬼たちも

また地獄へ落っこちてしまった

天国では

クモが残念そうに言った

「ああ、カンダタを助けられなかった、、」

お釈迦様は言った

「自分だけ天国へ行こうという心がいけなかったね」

そんなお話

それが

蜘蛛の糸

ございます

細かい所まで合ってるかどうか不明だけど

だいたいこんなお話

矢崎がリサイクルじいさんを見て言った

矢崎「なるほど、で、それと何か発明の関係があるの?」

リサイクルじいさんは嬉しそうに言った

リサイクルじいさん「その通り!!なんとわしの開発した

この伝導ガン!!

これを使うとどんな本の中にも入れるんじゃよ!!」

まどかが不思議そうに言った

まどか「え?じゃあ、マンガでも?」

リサイクルじいさん「もちろんマンガでも!!」

ゆうきが目を輝かせた

ゆうき「マジか!?じゃあオレ『うる星やつら』の中にあたるとして入って

思う存分ラムちゃんとラブラブになりてぇ!!」

そして

ゆうきはリサイクルじいさんの持っていた

伝導ガンを取り上げて

トリガーを弾いた

ビビビビビビビ!!!

全員「うわぁ!!!」

気がつくと

みんなは蜘蛛の糸の世界に入りこんでいた

あたりは薄暗く

たくさんの餓鬼のような人間のような生き物が

無数にうごめいている

みのるが叫んだ

みのる「ふざけんな!!てめーこれのどこが『うる星やつら』なんだよ!?」

ゆうき「あ、あれ?お、おかしいな(笑)」

みのる「おまえちゃんとマンガめがけて撃ったか!?」

ゆうき「いや、適当に(笑)」

みのる「なめんなよコノヤロー!!」

矢崎「まあまあ!!」

超男前な矢崎が止めに入ったが

薄暗いのでそのカッコイイ顔はあまり見えなかった

しょーたが手探りで

あたりを捜索した

しょーた「どうしよう、、あんまり何も見えないな、、」

すると

しょーたの手にやわらかい感触が走った

理沙「あ、、、」

しょーた「ん?」

しょーたはその暖かくて柔らかい何かをつかんだ

しょーた「な、なんだろう、、これ、、」

理沙「あ、、しょ、しょーたくん!!」

それは

理沙の胸だった

しょーた「あ!!ご、ごめん!!理沙ちゃん!!」

理沙「だ、大丈夫(笑)」

理沙は顔を赤くした

しょーたも顔を赤くした

真っ暗なので

誰にも何だかわからなかった

すると

遠くの方で

1人の男が何かを発見したように言った

カンダタ「ん?なんだこの糸は?」

そう

その男は

カンダタだった

みのる「ん?あいつカンダタじゃねーか!?」

まどか「そうかも!!」

そして

みのる達は

今起きた事をすべて

カンダタに説明した

カンダタは半信半疑だったが

何か役に立ちそうだと考えたらしく

みのるたちを一緒に

蜘蛛の糸を登る事を許可した

そうして

カンダタと

みのる達は一緒に蜘蛛の糸を登り始めた

しばらく登って

登って

だいぶ登った時

矢崎「はぁ、、はぁ、、」

まどか「だ、、だいぶ疲れるね、、、これ、、」

みのる「くそっ!!てめーがいきなり撃つからだぞ!!」

ゆうき「うるせー!!本当だったら今頃ラムちゃんとラブラブしてたはずなんだよ!!」

すると

下の方から

餓鬼たちのうめきごえが聞こえてきた

あううぅおぉぉぉぉぉ

おれたちもぉぉぉお

のぼらせろぉぉぉぉお

しょーたが下を見て言った

しょーた「餓鬼たちだ!!」

矢崎「なに!?」

みんなが下を見ると

みるに耐えないほど無数の数の餓鬼たちが

細い蜘蛛の糸をつたって登ってきていた

矢崎「ま、まずい!!あんなにたくさん来たら糸がきれちまう!!」

まどか「ど、どうしよう!!」

すると

しょーたが言った

しょーた「まって!!あの物語を思い出して!!

この蜘蛛の糸は餓鬼たちの重さで切れたんじゃないよ!!」

みのる「あぁ?!じゃあなんで切れたんだよ!?」

しょーたは必死に言った

しょーた「きっと自分だけが助かろうっていう気持ちが原因だったんだ!!」

矢崎「そうか!!しょーたの言う通りだ!!」

理沙「じゃ、じゃあ、、」

しかし

カンダタは納得しなかった

カンダタは叫んだ

カンダタ「おめーらうるせぇ!!

下の餓鬼どもは登らせねぇ!!」

矢崎「ま、まずい!!このままじゃ糸が切れてオレ達も

元の世界に帰れなくなっちまう!!」

理沙「ど、どうしよう!?」

その時

鈴木がカンダタの首にチョップを食らわせた

ドガッ!!

カンダタ「あぐっ!!」

カンダタは気絶してしまった

鈴木は気絶したカンダタをかついで言った

鈴木「さ、登るぞ」

全員「す、鈴木!!」

みのる「鈴木!!ナイスタイミングだ!!」

ゆうき「っていうかおまえいたんだな!?(笑)

真っ暗でわかんなかったぜ!(笑)」

そして

みんなは心強い鈴木の行動によって

やる気を取り戻した

みのるが下の餓鬼たちに向かって叫んだ

みのる「オラァー!!てめぇら聞いてっかー!?

今から天国荒らしに行くから全員気合い入れてついて来いよオラァ!!」

餓鬼たち「おおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」

ゆうきも興奮して叫んだ

ゆうき「っしゃあー!!!お釈迦様のパンチパーマおとしてストパーかけたるわ!!」

みのる「天使のボンタン狩ったらぁ!!!」

矢崎「て、天使ってボンタンはいてるか?(笑)」

そうして

みんなはすごい勢いで

糸を登り

本当に全員で天国まで到達した

天国についた瞬間

餓鬼たちは

それぞれエレガントな紳士や

気品のある女性に変化した

そして

ゆうきはお釈迦様のパンチパーマにストレートパーマをかけ

みのるは天使たちにボンタンをはかせたという


いやはや

とにもかくにも

何とか地獄から戻って来れた

みのるたち

みなさんもクモの糸には御注意を

(笑)

今度はちゃんと好きなマンガを用意して

使用しましょう

(笑)


つづく(笑)




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