昼寝


キーンコーン♪

カーンコーン♪

いつものように学校が終わり

みのるとゆうきは

学校の裏にある山から

町の景色を眺めていた

秋のそよ風が頬をなで

さわやかな休日のように穏やかな日ざしが照りつけている

タンポポや綺麗な花が咲いている

ゆうきとみのるは芝生の上に座っている

みのる「あ〜あ、今日も学校終わったな」

ゆうき「ああ、体も元に戻ったな」

みのるがゆうきを見て言った

みのる「でもよ、おまえ実際すげーよな?」

ゆうき「なにが?」

みのる「だってよ、普通は女の体になんかなれねーぞ?」

ゆうきが眉をひそめて言った

ゆうき「あ?別になりたくてなったわけじゃねーよ!」

みのる「まあ、そりゃそうだけどよ

普通そんな経験一生できねーぜ?」

ゆうき「まあ、小説だからな」

みのる「いや、そういう事言うなよ(笑)」

ゆうき「まあ、でも別になっちまったらなっちまったで普通だぜ?」

みのるは体を起こして言った

みのる「うそつくなよ!だっておまえ風呂はいる時

毎日まどかちゃんの裸みれちゃうんだぞ?」

ゆうきが呆れたように言った

ゆうき「ああ、そんなのすぐに慣れて普通になっちまうんだよ」

みのる「そういうもんなのか?」

ゆうき「そうだよ、別におもしろくもねーぜ?」

みのる「そうか、おまえ変わった奴だな」

ゆうき「いや、おまえだって実際そうなったら同じだと思うぜ?」

みのる「そうか?」

二人はのんきに山の傾斜の芝生に寝転び

あお青とした空に

白い雲が浮かんでいるのを眺めた

みのる「うーん、にしてもどうすっかな?」

ゆうき「なにを?」

みのる「いや、今日これから」

ゆうき「あ、そうか、、なにすっかな?」

みのる「まあ、家帰ったってやる事ねーしな」

ゆうき「宿題とかいろいろあんじゃねーのか?」

みのるは笑いながら言った

みのる「そんなのやってられっかよ(笑)」

ゆうき「たしかにな(笑)」

涼しいそよ風が二人の間を通り抜けた

ふと

後ろを見ると

1人の女性が歩いてきた

ストレートなジーンズにTシャツ姿の

ショートヘアの若い女の子だった

女の子「あの、、みのる君、、ですか?」

みのる「ん?」

みのるはパッと振り返った

みのる「あれ?川崎さん?」

川崎「あ、憶えててくれた?(笑)」

みのる「なんだ久しぶりだな!中学以来だよな?」

川崎「そうだね(笑)」

みのるは嬉しそうな顔で言った

みのる「なにやってんだ?こんなところで(笑)」

川崎「みのる君の方こそなにやってるのよ(笑)」

みのるは笑いながら言った

みのる「いや、特になにもしてねーよ(笑)」

川崎「あたしは散歩しててたまたま通りかかったの」

みのるはゆうきを指差して言った

みのる「こいつはオレの高校の友達でゆうきってんだ」

ゆうき「ちーっす!」

川崎「初めまして♪」

その瞬間

山の上の方から鈴木がすごいスピードで走ってきた

鈴木「止まらん止まらん!!足が止まらんよー!!」

そう叫びながら

鈴木はものすごい勢いで

川崎さんにぶつかった

ドガッ!!

川崎「きゃぁ!!」

川崎さんは急な鈴木のタックルによって

傾斜になっている山の芝生をゴロゴロと転がり落ちていった

みのるとゆうきが下を見て

その後

鈴木を見た

みのる「お、おい!!なにやってんだよ!!」

鈴木「ウォーミングアップだ」

みのる「だから何のウォーミングアップだよ!!」

みのるは急いで山をかけおりた

下の方まで行くと

芝生や草が大きく生えている所に

川崎さんがひっかかっていた

川崎「う、、うう、、、」

川崎さんは土や葉っぱまみれになった服で

木の根っこの辺りに倒れていた

みのるは慌てて

川崎さんに近寄り

抱き寄せた

みのる「だ、大丈夫か!?」

川崎「う、、うん、、なんとか、、」

みのるはハッと思った

この光景は昨日の夢で見た

これは

デジャヴ

布袋寅泰

ってやつか?

そして

川崎さんの顔を見た

川崎さんは少し弱っていて

その表情がセクシーな感じだった

みのるは騎士のように川崎さんを抱きかかえていた

川崎さんはお姫さまのように

みのるに抱きかかえられていた

みのるはつい口走った

みのる「よ、弱った顔もセクシーじゃないか(笑)」

そして

思わず

川崎さんに顔を近づけて

くちびるに

キスをした

チュッ

川崎「ん?」

川崎さんはん?っと目をあけた

次の瞬間

後ろから鈴木が現れ

川崎さんの頭にチョップを食らわせた

ドガッ!!

川崎「あぐっ!!」

ガクンッ

川崎さんは気絶してしまった

みのる「おい!だからおまえさっきから何やってんだよ!!」

鈴木「ウォーミングアップだと言っただろう」

みのる「だからなんのウォーミングアップだ?っつってんだよ!!」

次の瞬間

ゆうきが現れ

後ろから鈴木の首筋にチョップを食らわせた

ゆうき「ふんっ!!」

ドガッ!!

鈴木「おぐっ!!」

ガクンッ

鈴木は気絶してしまった

みのるがゆうきを見て驚いた顔で言った

みのる「ゆ、ゆうき!!おまえどこでそんな技を!?」

ゆうき「へっへーん!!すげーだろ!?

昨日、鈴木に教えてもらったんだ

気絶させるツボってやつをな!」

みのるは笑いながら言った

みのる「すげーな(笑)鈴木が気絶させられたのは初めて見たぜ(笑)」

ゆうき「だろ?たまにはこいつも気絶させられる側になんねーとな(笑)」

二人は笑顔で笑った

次の瞬間

鈴木が目を覚ました

鈴木「ふっ、その程度でオレが気を失ったと思ったら大間違いだ」

そう言うと

鈴木はゆうきとみのるの首筋にチョップを食らわせた

ドガッ!!

ドゴッ!!

ゆうき「うがぁっ!!」

みのる「あぶっ!!」

ガクンッ

ガクンッ

二人は気絶してしまった

鈴木「ふっ、、オレの実力を、、見た、、か、、」

ガクンッ

鈴木もまた気絶してしまった

そうして

幸せな昼下がりに

山のふもとで

みのると川崎さん

ゆうきと鈴木

4人は

一風変わった昼寝タイムに突入した


いやはや

なんだったのか?

とにもかくにも

4人はささやかな秋の風に吹かれながら

昼寝した

とさ

(笑)


つづく(笑)




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