1000万
場所は
夜の公園
秋にかわりはじめる季節
少し涼しい風が木々をゆらす
夜のダークサイドな癒しの雰囲気
まどかと小野さんはベンチに座っている
小野さんは少し緊張した様子で言った
小野「あ、あの、今、私ゆうき君と付き合ってるんですけど、、」
まどかもちょっと緊張した様子で言った
まどか「うん、、知ってるよ、、」
小野さんは下を向いて少し元気なさげに言った
小野「あの、ゆうき君はまどかさん達と一緒にいる時に
その、、私の話しとかって、したりしますか?」
まどかは少し小野さんが何を聞きたいのか察知した
そして
ちょっと言いづらそうに言った
まどか「う、うん、、たまにしてるよ、、」
小野さんはまどかの方を見て不安げな顔で言った
小野「あの、、私と付き合ってて、こう、、あんまり面白くないとか
そういう事って言ってますか?」
まどかは少しふいをつかれたような顔をした
まどか「え?、そんな事ぜんぜん言わないよ?
いつも『オレ達は永遠の愛を生み出してるんだぜ!』って(笑)」
小野さんはまた下を向いて言った
小野「そうですか、、、」
さわやかな風が吹き抜け
まどかと小野さんの髪をなびかせた
まどかは小野さんの方を見て言った
まどか「ゆうきと、、うまくいってないの?、、」
小野さんは小さくうなずいた
小野「、、はい、、あんまり私のこと興味ないみたいな
そんな感じがするんです、、、」
まどかはちょっと小野さんをかわいそうだなと感じた
まどか「あ、あんまり気にしない方がいいよ
あいついつもあんな感じだから(笑)」
すると
次の瞬間
ベンチの後ろから鈴木が飛び出した
鈴木は
「っしゃあっ!!!」
と叫ぶと
ハイジャンプして
その場で回し蹴りをして
着地に失敗して
ころんだ
ドガッ!!
鈴木「あいてっ!!」
鈴木はまどかと小野さんの方を見て
「す、、すまん、、取り乱した、、」
と言うと
走ってどこかへ去っていった
小野さんがびっくりした顔で言った
小野「あ、、あの、、今のは?、、」
まどかが笑いながら言った
まどか「あ、、あれも気にしないで(笑)
ああいう人だから(笑)」
小野さんは少し笑いながら言った
小野「そ、そうですか(笑)」
次の日
晴れた陽気の中
まどか&理沙
しょーた&矢崎
の
4人で学校から下校していると
みのるとゆうきが走ってきた
みのる「聞いてくれー!!」
矢崎「なんだ?どうした?」
みのるは息を切らして言った
みのる「今度はマジですげーぜ!聞いて驚くなよ!?
オレとゆうきで宝くじ買ったんだ!
そしたら大当たりしたんだよ!!」
まどかが聞いた
まどか「え?大当たりって、、いくらぐらい?」
ゆうきが自信満々に興奮して言った
ゆうき「言うぞ!?いいか?
こし抜かすなよ!?
いっせんまんだ!!!」
全員「い、、一千万!!??」
みのるが嬉しそうに言った
みのる「そうだ!!すげーだろ!!?」
ゆうきも嬉しそうに言った
ゆうき「これみんなで100万円づつわけようぜ!?」
しょーたが驚いて言った
しょーた「え!?い、、いいの?」
みのるがみんなを見て言った
みのる「オレ達いつもお世話になってるからよ!!」
みんなはこのとき
この二人って超いいやつかも、、
と
思った
まどかが言った
まどか「え?あとの残り300万はどうするの?」
みのるが笑顔で言った
みのる「それは新次郎にあげるんだ!」
理沙が不思議そうに言った
理沙「え?、、新次郎って?」
ゆうきがハキハキと言った
ゆうき「前に沖縄旅行に行く金と長野旅行の金を出してくれたんだよ」
つづけてみのるも言った
みのる「もと浮浪者で今は不動産屋やってんだけどさ
新次郎にもお世話になってるからよ
今度はオレらから幸せのおすそわけしようと思ってさ(笑)」
みんなは二人を見て
この二人実はかなり律儀なのかも
と
感じた
横の塀の上から鈴木の声が聞こえた
鈴木「お、、、オレは?」
みのるとゆうきが鈴木を見ていった
みのる「お!鈴木そんな所に潜んでたのか?(笑)」
ゆうき「おまえいつもどこに潜んでるかわかんねーな(笑)
鈴木にもみんなと同じ100万やるぜ!?」
鈴木は超うれしそうな顔で言った
鈴木「ほ、ほんとに!?」
意外と素直な鈴木だった
そうして
7人は何にお金を使うか?
など
いろんな話題で楽しく盛り上がり
それぞれの家に帰っていった
ゆうきとまどかは帰る方向が一緒なので
夜の散歩道を二人で歩いて帰っていた
まどかは普段なら余裕なのだが
ゆうきが小野さんと付き合って
すごく自分が落ち込んだ事によって
いろいろ考えるうちに
もしかしたら
ゆうきの事が好きなのかもしれない
あるいは
なんらかの恋愛感情を
自分でも気付かないうちにゆうきに対して持っていたのかもしれない
と
気付いたのだった
なので
ちょっとゆうきを意識して
少し恋する乙女チックな感情を抱きながら歩いていた
ゆうきがふとまどかを見て言った
ゆうき「なんだおまえ最近やたらおとなしいじゃんか!」
まどかは少しうろたえながら言った
まどか「そ、そう?、、気のせいじゃない?」
ゆきはいつもの元気な様子で言った
ゆうき「そうか?まあ何でもいいんだけどよ(笑)」
まどか「何でもいいって何よ(笑)」
まどかは久しぶりにゆうきと二人きりで歩いている
そのシチュエーションに
少し嬉しそうだった
そして
少し気にしながら言った
まどか「あ、あのさ、小野ちゃんとは、、その、、
うまくいってるの?」
ゆうきは元気に言った
ゆうき「なんだ?おまえ気になんのか?(笑)」
まどかは慌てて言った
まどか「だ、誰が!そんなの気にしないけど
ちょっと気になっただけだよ」
ゆうきは笑いながら言った
ゆうき「なんだやっぱ気になってんじゃねーか!(笑)」
まどかは顔を赤くした
そして
言った
まどか「で、どうなの?いい感じで付き合えてるの?」
ゆうきは頭の後ろで手を組んで言った
ゆうき「まあな、でもよ、小野ちゃんさ
なんか最近会うといつも暗れー顔してさ
私と一緒にいて楽しい?
とかわけわかんねーことばっか言うんだよ」
まどかは小野さんに対するかわいそうな気持ちと
少し嬉しい気持ちで
複雑な表情で言った
まどか「そ、そうなんだ、、」
ゆうきがまどかの肩をバシバシ叩きながら言った
ゆうき「まあ、おめーもそろそろよ
彼氏でも作ったらいいんじゃねーか!?」
まどかは慌てて言った
まどか「あ、あたしは別に彼氏なんていらないもん」
ゆうきは笑いながら言った
ゆうき「まーたまどかちゃんはすーぐそうやって強がるんだから!(笑)
ちょっとは素直になれよな!」
まどかは少しぷんぷんしながら言った
まどか「なっ、、ほんとにそんなんじゃないってば!!」
ゆうきはのんきに星空を見ながら言った
ゆうき「まあ、でも、そんなところが意外といいんだけどな(笑)」
まどかはふいに褒められた事によって
顔を赤くした
ゆうきがそんなまどかを見て言った
ゆうき「ん?なんだおまえ何顔赤らめてんだよ(笑)
あ、さてはおまえ、、、キレ痔だな!?」
まどかはちょっと怒って言った
まどか「なんでそうなるのよ!?」
ゆうきは笑いながら言った
ゆうき「冗談だよ冗談!(笑)
あ、さてはおまえ、オレに惚れてんな!?(笑)」
まどかは超あせって言った
まどか「だ、誰があんたみたいなガキに!!」
ゆうきも言った
ゆうき「あ!?誰がガキだって!?
おまえだってガキじゃねーかよ!!」
まどかも負けじと言った
まどか「ちょっとあんたと一緒にしないでよ!」
すると
後ろから不思議なサウンドが聞こえて来た
ペーペーポー
ペーペポポー♪
ペーペポペーポポ
ペポポポポー♪
信号が赤にかわる時のサウンドだった
ゆうきは慌てて言った
ゆうき「やべ!!死ね死ね団だ!逃げるぞ!!」
まどか「え?なにそれ?ちょっ!!」
ゆうきはまどかの手を引っ張って走った
死ね死ね団とは
稲中に出てくる
ラブコメ反対運動をしている
前野と井沢の事だった
次の瞬間
道の塀の裏から鈴木が飛び出した
そして
まどかの顔をガッとつかんで言った
鈴木「聞こえないのか?彼は死ね死ね団が来たと言ってい、、、ん?」
鈴木が顔を押さえたのは
まどかではなく
後から歩いてきた見知らぬ女性だった
女性はおどろいて声をあげた
女性「きゃー!!誰かー!!」
すぐ後ろを走っていた警察官がすぐに叫んだ
警察「ちょっと君!!待ちなさい!!」
鈴木は逃げ去った
夜の9時
ゆうきが家に帰ると
小野さんから電話がきた
小野「もしもし、、」
ゆうき「あ、もしもし小野ちゃん?
どうしたの?」
小野さんは覚悟を決めたような雰囲気で言った
小野「あ、あの、、ちょっと大事な話しがあるんですけど
今からゆうき君の家の前の公園で少しお話ってできますか?」
ゆうきは元気に言った
ゆうき「あ?なんだ小野ちゃん珍しいな!
オレの事好きすぎて我慢できなくなっちゃったか!?」
ゆうきは電話を終えると
るんるん気分で公園へと向かった
その頃
みのるは家で飲んだくれていた
みのる「くそー!!ゆうきばっかり登場しやがってー!!
最近オレの出番すくなくねーか!?」
みのるの母「あんた何わけわかんない事いってんのよ?」
みのる「母ちゃんにはわかんねーんだよ!!
うう、、」
さてさて
こうして夜に小野さんに呼び出されたゆうき
自分の気持ちに気付き始めたまどか
出所を間違えて警察に追われている鈴木
頑張れみのる!!!
(笑)
つづく(笑)
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