小野ちゃん


場所は

大阪

大阪にある

ZEPP OSAKAというライブホールの裏にある

川のほとり

時間は夜の9時

みのる達は強盗から盗んだ金で

大阪のライブイベントを見に来たのだった


静かな夜に

透き通った川が流れ

水面には綺麗なネオンが照らされて

ロマンチックな風景をかもしだしている


みのるがイキイキと言った

みのる「いやー!今日のB-DASHの時に登場の音楽がGO GO B-DASH! だったからさ!

思わずダイブしたら思いっきり落ちて気絶したぜ(笑)」

ゆうき「おまえ頭はんぶん削れてたもんな(笑)」

鈴木「それはねーだろ(笑)」

川のほとりで

ベンチに座っている理沙が言った

理沙「ライブの後のこういう場所ってなんかいいね♪」

まどかもそよ風に髪をなびかせながら言った

まどか「うん、気持ちいい☆」

矢崎がライブ会場から出てくるお客さんを見ながら言った

矢崎「それにしても、まどかさんすごい目立ってたね(笑)」

まどかは不思議そうな顔をした

まどか「え?なんで?」

矢崎が嬉しそうに言った

矢崎「だってみんな男達がまどかさん見るたびに騒いでたもん(笑)」

まどかは不思議そうな顔で聞いた

まどか「騒ぐってなにが?」

矢崎は少し照れながら言った

矢崎「いや、、あの子超かわいくねー?って(笑)」

理沙も思い出したように言った

理沙「あ、そういえば結構ジロジロ見られてたよ?(笑)」

みのるが笑いながら言った

みのる「なんだまるで芸能人みてーだな、デビュー目指した方がいいんじゃねーのか?」

まどかが照れながら言った

まどか「やめてよ、そんな事言ったら矢崎くんだってそうじゃん(笑)」

ゆうきが大きな声で言った

ゆうき「ああ!そういえば矢崎もすごかったな!」

みのるも声を合わせた

みのる「ああ!あの人だれ?ねえ、あの人カッコよくない!?ってな

聞こえてるっちゅーねん!!」

しょーたが笑いながら言った

しょーた「ゆうき君、そのたびに大きな声で『オレか!?オレの事か!?』って言うから

みんなそれで目そらしてたよね(笑)」

ゆうきが満足げに言った

ゆうき「まあな!最近ちとある女性に褒められちまったもんでよ!」

まどかがすっとゆうきを見て言った

まどか「なにそれ?」

みのるがゆうきのかわりに説明をはじめた

みのる「聞いておどろくなよ?

こいつラブレターもらったんだぜ?(笑)」

全員「えぇーーー!!??」

ゆうきが言った

ゆうき「おいおい!そんなにびっくりするなよ!おまえら!

オレがラブレターもらっちゃ悪いか!?」

みのる「悪い!!」

鈴木「犯罪だな」

理沙がプッと吹き出した

矢崎がめずらしく興味ありげに言った

矢崎「で、、どうしたの?、その後、会ったりした?」

まどかが少し心配そうな顔でゆうきを見ている

ゆうきはピースして言った

ゆうき「余裕で付き合ったぜ!」

全員「えぇぇぇーーーー!!!??」

ゆうきはまた大声で言った

ゆうき「なんだよ!みんなして!オレに彼女ができちゃ悪いかよ!?」

みのる「悪い!!」

鈴木「懲役もんだぜ」

まどかがシリアスに聞いた

まどか「え?ちょっとまって本当に付き合ったの?」

ゆうきが嬉しそうに言った

ゆうき「いやー!オレはすぐに付き合おうぜって言ったんだけどよ

小野ちゃんが少し考えてから決めてくれっつーからよ!

まあ、次に会った時にまた言やーOKだと思うぜ?」

理沙が嬉しそうに言った

理沙「すごい、ゆうき君ついに彼女できちゃったんだ?

おめでとう!」

まどかは少し不満そうな顔で言った

まどか「でも、ゆうきはその、、小野ちゃん?、、、の事は本当に好きなわけ?」

ゆうきは自信満々に言った

ゆうき「なに言ってんだよ?オレら永遠の愛を誓ってんだぜ?」

みのる「てめー!!ウソつくんじゃねーコノヤロー!!

ちょっとカワイイからって調子にのりやがってぇ!!」

矢崎が止めに入った

矢崎「まあまあ、でも、ゆうきだって相手が女の子なら誰だっていい

とかそういう事じゃないんだろ?」

ゆうき「まあ、そんな感じかな(笑)」

みのるが叫んだ

みのる「ほらー!!やっぱこいつ誰でもいいんだよ女ならよー!!

抜け駆けしやがって!!」

鈴木「なんでおまえがキレてんだよ(笑)」

しょーたも照れながら言った

しょーた「で、でも、、とにかく彼女ができて良かったね(笑)」

鈴木「これからウハウハってか?」

ゆうきが余裕な笑顔で言った

ゆうき「へっ!!ハリウッド映画なみのラブストーリー決めてやるぜ!!」

みのるが言った

みのる「お前のはラブコメだろ?」

鈴木「コメだな」

みんなは笑顔で笑った

しかし

まどかだけはその笑顔の奥に

納得のいかないような

不満げな瞳の光を放っていた


そして

それから

学校の行き帰りや

休日の休みなどに

ゆうきと小野ちゃんは

仲良くデートしたり

一緒に手をつないで歩いたりしていた


そんなある日

原宿のデートをこなした

ゆうきと小野ちゃんは

夜の公園で缶コーヒーを飲んでいた

涼しい風がヒューっと吹き抜け

マフラーの似合いそうな季節を感じさせた

小野さんが缶コーヒーを

女の子っぽく一口飲んで言った

小野「あ、あの、ゆうき君はこうやって私と遊んでて

ほんとに楽しいですか?」

ゆうきは大声で言った

ゆうき「あ?何言ってんだよ!小野ちゃんよう!

楽しいから遊んでんじゃねーか!」

小野さんは少し切ない顔で言った

小野「でも、、なんか学校で見てるとゆうき君まどかさんといる時の方が

イキイキしてるって言うか、、楽しそうな気がして、、」

ゆうきは小野さんの肩をバシバシ叩きながら言った

ゆうき「なんだ?おい!暗れーはなしだな小野ちゃんよう!

なんかもっと楽しい話ししようぜ!」

小野ちゃんはそれでも真剣な様子で言った

小野「でも、、それが気になっちゃって、、夜も眠れないんです

やっぱりみのる君たちと遊んでた方がゆうき君にとっては幸せなのかな?

とか考えちゃって、、」

ゆうきが小野ちゃんの頭をグリグリしながら言った

ゆうき「なーにわけわかんない事いってんだよ!?

まあ、眠れねー時はコーヒーでも飲めば寝れるだろ」

すると

ブランコに乗っている見知らぬ男が言った

男「コーヒーでは眠りにつくことはできない」

ゆうきがブランコを見て言った

ゆうき「あ?なんだあいつ?酔っ払いか?」

ブランコに乗った男はさらに言った

男「聞こえないのか?コーヒーでは睡眠に適してないと言っている」

ゆうきは腹がたち

すっくと立ち上がると

ブランコの方に歩いていった

ゆうき「おい!てめーゴチャゴチャうるせーんだよコラ」

すると

ゆうきがその男を見て言った

ゆうき「ん?おまえは、、、」

男はブランコをこぎながら言った

男「やっと気付いたか」

ゆうきは嬉しそうに叫んだ

ゆうき「なんだおまえ鈴木じゃねーか!(笑)

なにやってんだよ1人で!(笑)」

鈴木はブランコをこぎながら言った

鈴木「筋力トレーニングだ」

ゆうきは笑いながら言った

ゆうき「おまえ最近その師匠キャラ多いな(笑)」

鈴木「それは言わないでくれ(笑)」

鈴木はちょっと気にしていた


場所は上野公園

さわやかな日ざしの中

日曜日のおだやかな日溜まりの中

小鳥のさえずりが響き

休日を利用して遊びにきた家族や

カップルなど

外人さんや

さまざまな人達が幸せな陽気の中

上野公園を満喫していた

公園のベンチには

まどかと理沙が座っている

理沙が言った

理沙「ねえ、まどか最近なんか元気なくない?」

まどかはうつろな目で遠くを見ていた

まどか「そ、そうかな?(笑)」

理沙「うん、だって前はもっと元気よかったもん(笑)」

まどかはパッと理沙の方を見て

無理矢理元気にふるまおうとした

まどか「そ、そんな事ないって!理沙の勘違いだよ(笑)」

理沙は首を横に振って言った

理沙「ん〜ん、だってゆうき君が小野ちゃんって子と付き合ってから

なんかちょっとあんまり喋らなくなっちゃなと思って」

ベンチの後ろから

ザザッ!!

音がして

草むらの中から

ゆうきが飛び出した

ゆうき「なーに暗れー事言ってんだよ!!」

理沙とまどかは驚いてゆうきを見た

理沙「ゆうき君!いつからいたの!?」

まどかもつぶやいた

まどか「ゆうき、、、」

ゆうきはまどかの頭をバシバシと叩きながら言った

ゆうき「なんだまどかちゃん元気ないなー!

もっとこう『何やってんのよあんた!』とか

そういうの来いよ!あ?」

まどかは珍しく

何と言っていいかわからなくなったように

顔を赤らめて困った顔をした

ゆうき「なんだおめー本当に元気ねーなー!

さてはキレ痔か!?」

まどか「なっ、、」

まどかがゆうきに向かって何かを言おうとした瞬間

木の上から鈴木が振って来た

鈴木はまどかのあごをグッと押さえると

頭にチョップを食らわせた

ドガッ!!

まどか「いたっ!!」

まどかはさすがにいつもの元気を少し取り戻したかのように

鈴木に向かって言った

まどか「ちょっと何すんっ」

その瞬間

鈴木がまどかの口を押さえて言った

鈴木「聞こえないのか?彼はキレ痔か?と聞いている」

ゆうきが思わず吹き出した

ゆうき「そりゃねーだろ鈴木!(笑)」

まどかは顔を赤くした


次の日

いつものように学校が終わり

まどかと理沙が下校していると

目の前に1人のかわいい女の子の生徒があらわれた

小野さんだった

小野さんはまどかに向かって言った

小野「あ、、あの、、すいません、、

一年の小野という者ですけど

ちょっと突然でわるいんですけど

相談にのってもらう事ってできますか?、、、」

まどかと理沙は

瞬間的に何かを察知した

ゆうきの事だな

まどかはゴクリと唾を飲み込んで

まどか「大丈夫だよ」

答えた

その瞬間

鈴木が現れ小野ちゃんの顔面をガツッと握って言った

鈴木「聞こえないのか?彼女は大丈夫だよと言っている」

小野「え?」

小野さんはびっくりした顔で鈴木を見た


いやはや

何だか変な終わり方になった今回のノベル

はたして

小野ちゃんとまどかの

恋の行方は?

鈴木の師匠モードはいつまで続くのか?

ぷりんぷりん!


つづく(笑)




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