湘南ラブレター


キーンコーン♪

カーンコーン♪

朝8:20分

みのるとゆうきはいつものように

学校に登校していた

朝の学校サウンドとも言うべく

下駄箱の近くのザワザワと流れる

リアル学校 BGM

そんな音響の中

みのるとゆうきは下駄箱に到着した

みのる「いや〜オレ達も最近は遅刻しなくなったな!」

ゆうきも眠そうにしかめっ面で言った

ゆうき「ああ、うちの母ちゃんも厳しくなったからな」

そこへ友達ののろっぺが登校してきた

のろっぺは靴を下駄箱に入れて言った

のろっぺ「おう、みのるとゆうきじゃねーか」

みのるとゆうきも振り向いて言った

みのる「おう、のろっぺ、なんだおまえも最近遅刻しねーなー?」

ゆうき「あ、さてはおめーんちも母ちゃん厳しくなったか?」

のろっぺは頭をかきながら言った

のろっぺ「いや、ちと妙なストーカーに狙われちまってよ」

すると後ろから少しぽっちゃり系の女の子が走って来た

女の子はスキップで走ってくると

ジャンプしてのろっぺの横に着地して言った

ミッキィー「のーろっぺ!!セックスしよ♪」

のろっぺはすかさず振り返って言った

のろっぺ「うわ!来たよ!!」

みのるは驚いて言った

みのる「お、おい!セックスって!おまえこの子とやったのか!?」

のろっぺは怒って言った

のろっぺ「ばかやろー!!やるわけねーだろ!!」

ゆうきがその子を見て言った

ゆうき「おい、もしかして、その妙なストーカーって、、」

のろっぺは困った顔で言った

のろっぺ「そうなんだよ、、、まいったなもう、、」

その子の名前はミッキィーというあだ名だった

ミッキィーはのろっぺの腕をガッシリとつかんで言った

ミッキィー「ねぇーなんなの?この人達、さ、行こう行こう!!」

のろっぺはミッキィーに強くひっぱられながら言った

のろっぺ「お、おい!ちょっと引っ張るなよ!」

そこへ

天井に張り付いていた鈴木が

空中で2回転して

スチャッ

着地した

そして

嫌がるのろっぺを無理矢理つれて行こうとするミッキィーの前に

ゆっくりと立ちはだかった

ミッキィーはのろっぺの腕をつかんで言った

ミッキィー「ちょっと邪魔なんだけど、どいてくんない?」

鈴木は腕を組んで言った

鈴木「その男は嫌がっている」

ミッキィーは面倒くさそうに言った

ミッキィー「ねえ、なんなの?この人、さ、のろっぺいこいこ!!」

のろっぺは嫌そうに言った

のろっぺ「お、おい!だから引っ張るなって!!」

ミッキィーはのろっぺに顔を近付けて

上目づかいで言った

ミッキィー「ねぇー今度いつ遊べるのー?」

のろっぺは困ったような顔で言った

のろっぺ「いつって、、まあ、いろいろ忙しいんだよ、、」

ミッキィーは不満げな顔で言った

ミッキィー「ちょっと何それー?」

すると

目の前にいた鈴木がミッキィーに向かって言った

鈴木「聞こえないのか?その男は嫌がっている」

すると

ミッキィーはさすがに怒った感じで鈴木に言った

ミッキィー「ちょっとあんた本当になんなの?

失礼なんだけど!」

すると

鈴木は腕を組んだまま言った

鈴木「よしたか、、」

すると

廊下の後ろの方から

よしたか「オッスッ!!」

という声が聞こえ

廊下の一番はしっこから

すごい勢いで

ばくてんを連続でしながら

ヒュンヒュン!!

忍者のように

よしたかが現れた

よしたかはミッキィーのすぐ手前で

大きくジャンプし

ミッキィーの頭にオーバーヘッドキックを食らわせた

ゴツッ!!

ミッキィー「いたい!!」

そして

すかさず

よしたかは着地と同時に

ミッキィーに足払いを食らわせた

ミッキィーは「うわぁ!!」とその場に倒れた

ドタッ!!

ミッキィー「いった〜いい、、」

間髪いれずに鈴木が言った

鈴木「みぽりん、、」

すると

天井に張り付いていたみぽりんが

みぽりん「オッスッ!!」

というかけ声と共に

落下してきて

そのまま

ミッキィーの顔面にぶつかった

みぽりん「あぐっ!!」

ミッキィー「おぶっ!!」

みぽりんは痛そうに頭を抱えて

みぽりん「オッスッ!!」

言いながら

よしたかと忍者のような走り方で

廊下の奥へと去って言った

ミッキィーが鼻血を流しながら顔を手で押さえ

ミッキィー「う、、うう、、」

うめき声をあげている

そこに

体育教師の西谷がやってきた

西谷「おい!!おまえら何やってんだ!!」

鈴木は逃げ去った


そして

放課後

みのるとゆうきは学校の裏の山にいた

山の中盤から町の景色を見ながら言った

みのる「うーん!!ここも昔は畑しかなかったのになあ!」

ゆうき「おまえまだ生まれてねーだろ?」

心地よい風が吹き抜け

みのるとゆうきの髪をなびかせた

ゆうきがみのるの方を見て言った

ゆうき「おまえ、おどろくなよ?」

みのる「なにが?」

ゆうきは嬉しそうに言った

ゆうき「オレ、ラブレターもらったぜ?」

みのる「なにぃ!!?」

みのるはびっくりしてゆうきの方を見た

みのる「なんてこった、、オレらはずっと彼女できない連名だと思ってたのに、、」

ゆうきが満足げに言った

ゆうき「ふっ、、どうやらオレの方が人足早かったみてーだな!」

そういうとゆうきは

おもむろにポケットからラブレターを取り出した

白い紙の封筒に

ハートマークのシールが貼ってあり

右下の方に

1年3組 小野より

かいてある

みのるがそれを見て言った

みのる「なんだ!?一年か!?おめーエロいなー!」

ゆうき「なにがエロいんだよ!?」

みのるは興味津々で言った

みのる「で、どうなのよ?なんて書いてあった?」

ゆうきは嬉しそうに言った

ゆうき「もし、気が向いてくれたら

今日の夕方5時に湘南の海で待ってますってさ!」

みのるは興奮して言った

みのる「で、、い、、行くのか!?」

ゆうきはニヤけながら言った

ゆうき「さぁーどうさねぇー?」

みのる「てめー!!行く気だな!?」

ゆうきがラブレターでみのるの顔を叩きながら言った

ゆうき「おまえはく、る、な、よ?☆」

みのる「ちくしょーーー!!!!」

みのるは悔しそうにこぶしを握りしめた


時間は夕方5:00

湘南の海

夕暮れに照らされた海が

キラキラとオレンジ色に光っている

ザザーっと定期的に波の音が

いやしの効果を産んでいる

浜辺では

夕日の太陽に照らされて

サーフィンを終えた若者や

ジョギングをするおじさんのシルエット

犬の散歩をする女性などの姿が

まるで風景画のように素敵な

夕暮れの海辺を演出している


浜辺の石の段の所に

二人の若い男女が座って

浜辺を見ている

ゆうきと小野さんだった


ゆうきが超うれしそうに小野さんを見て言った

ゆうき「か、、かわいいね(笑)」

小野さんは顔を赤くして照れながら

夕暮れの太陽に照らされて笑いながら言った

小野「そ、そうですか?(笑)」

そのはにかんだ笑顔を見て

後ろから隠れて偵察に来ていたみのるは思った

みのる『くそっ!!なんだよ!かわいいじゃねーかよ!!

ゆうきの野郎おいしい思いしやがってぇ!!!』

ゆうきは鼻の下をのばしながら

小野さんを見て言った

ゆうき「小野ちゃんはさ、そんなかわいいキャラして

なんでオレなんかにラブレターくれたわけ?」

小野さんはとまどいながら

はにかみ困った顔をして言った

小野「それは、、、」

みのるは後ろで隠れて見ながら思った

みのる『くれたわけ?じゃねーこのやろーー!!!』

小野さんは少し頬を赤らめながら

夕日に照らされたかわいい顔で言った

小野「ゆうき君って、まどかさんと仲いいですよね?」

ゆうきはふいをつかれたように

すっとんきょうな顔をした

ゆうき「え?オレとまどかちゃんが?

そうかー?」

小野さんは少し切ない笑顔で下を向いて言った

小野「うん、だってよく一緒に他の友達もだけど

まどかさんといるの見かけるし

なんか親しそうだなと思って(笑)」

ゆうきは笑いながら言った

ゆうき「そんなことねーって!!(笑)

あの女はすぐ怒るからよー

それで仲良くみえんじゃねーのか?」

小野さんは少し驚いたような顔で言った

小野「そ、そうなんですか?

じゃあ、ゆうき君は、、その、、、

好きな人っていうか、、、

付き合ってる人とかって、、い、、いますか?」

小野さんは勇気を振り絞って言った

ゆうきはあっけらかんと言った

ゆうき「なーんだよ!?嬉しい事きいてくれるじゃねーか!!

そんなのいるわけねーってか!?(笑)」

小野さんは少し嬉しそうに言った

小野「え?、、じゃあ、いないんですか?

好きな人も、、付き合ってる人も」

ゆうきは明るく言った

ゆうき「いねーって!そんなの(笑)

え?オレそんな風に見えるか?」

小野さんははにかんだ超かわいい笑顔で

夕日に照らされながら

ゆうきを見てキューティーな顔で言った

小野「え?、、だって、ゆうき君かっこいいから、、(笑)」

ゆうきは超うれしそうに言った

ゆうき「え!?かっこいい!?

オレかっこいい!?マジで!?

オレってかっこいい!!?

マジかよ、、はじめて言われたぜ(笑)」

後ろで隠れていたみのるはもだえていた

みのる『ちくしょー!!!ちくしょぉおおお!!!』

ゆうきは小野さんの手をとって言った

ゆうき「そういう小野ちゃんは彼氏いないのかい?」

後ろでみのるが心の中で突っ込んだ

みのる『彼氏いる奴がラブレター出してどうすんねん!!!!』

小野さんは照れながら言った

小野「いないですよ(笑)」

ゆうきはガシッと小野さんの手をとって

超おとこまえな表情で言った

ゆうき「小野ちゃん、、、、」

後ろでみのるが思った

みのる『付き合うんじゃねーぞコノヤロー!!!』

そして

湘南の夕暮れの海に

みのるの心の声が響き渡った

みのる『ちっくしょぉおおおおー!!!』

その心の声にはエコーがかかり

夜のお星様まで届いたという


いやはや

また新しい恋の適役が登場!!

みのるどうする!?

ゆうきどうする!?

まどかは何を思うのか?

次週こう御期待!!

明日か?(笑)


つづく(笑)




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