ブラックホール


ひたすら走る

ワゴン車の中

7人は息を潜めて前方を走る車を観察していた

しばらくすると

前方の車が急激にスピードをあげた

みのるが叫んだ

みのる「おい!見えなくなっちまうぞ!

矢崎!スピードあげた方がいいんじゃねーか?!」

矢崎は運転に集中しながら渋い顔で言った

矢崎「いや、このままのスピードで様子を見てみよう

もし、本当に映画と同じなら

この先で停まってトンネルの中へ歩いて行くはずだ」

ゆうきが不満そうに言った

ゆうき「なんだよ!もっとガンガン飛ばして合流しようぜ!」

みのるがゆうきの頭を撫でて

100万ドルの笑顔で言った

みのる「ゆうき君?わがまま言、わ、な、い、の☆」

ゆうき「さっきからうるせーんだよ!

ほんと歯にからまった焼そばみてーなツラしやがって!!」

ボカッ!!

スカッ!!

みのる「いたい!やめて!(笑)」

みのるはボコられた


しばらくすると

前方の車が突き当たりで急ブレーキをかけた

矢崎も慌てて急ブレーキを踏んだ

そして

7人はしばらく小型カメラが送信してくる映像から

前方の車の様子を確認し

やはり

映画と同じ会話をしながら

モルタル製のトンネルを抜けて行った千尋たちの様子を確認した

しょーたがポカーンと口をあけて

驚いた表情で言った

しょーた「すごい、、本当にセリフまで映画のまんまだったね、、」

ゆうきも勢いよく言った

ゆうき「声まで同じだったよな?!」

矢崎が眉を潜めて言った

矢崎「一体、、どういう事だ?、、」

みのるが軽々しく言った

みのる「とにかくよ!おれたちもトンネルくぐってよ!

あの油屋まで行ってさ!修行してこようぜ!!」

まどかが不安そうに言った

まどか「えー!?あたし湯ばあばにブタにされちゃったら嫌だなー、、」

ゆうきがリンリンと言った

ゆうき「大丈夫だって!ブタにされそうになったら

オレがかめはめ波で助けてやるからよ!!」

みのるが口をはさんだ

みのる「だからおめ−のじゃカエルすら倒せねえっての!!」

ゆうきが怒って言った

ゆうき「ごちゃごちゃごちゃごちゃうるっせーなー!!

てめーは本当に歯にからまったヤキソバみてーなツラなんだよ!!」

鈴木が「プッ」っと吹き出した

鈴木「どんな顔だよ?(笑)」


しばらくして

7人で相談した結果

ごんごんレーダーはモルタル製のトンネルの方向を指しているので

矢崎、しょーた、理沙、まどか

4人は車で待機

みのる、ゆうき、鈴木

3人はごんごんボールを探して

トンネルへ行く事になった

ただし!

日が暮れるまでに帰ってくる

という約束で、、


しかし

数十分後


みのる達は完全に飯にハマっていた

みのるがおいしそうな肉をガツガツ食いながら言った

みのる「んっま!んま!これマジうめぇー!!

映画で見た時もうまそうだと思ったけど

ほんと想像以上だぜ!!

なあ、鈴木!!」

鈴木はブタになっていた

みのる「あ、、、」

みのるは焦ってゆうきに言った

みのる「おい!ゆうき!ヤバい!日が暮れてきた!

そろそろ行かねーと!鈴木がブタになっちまった!!」

ふと見ると

ゆうきもブタになっていた

みのる「おい!ゆうきぃー!!」

ブヒッ

ブヒッ

みのる「くそっ!!どうすりゃいいんだ!!」

ふとみのるが自分の手を見ると

手のひらがブタの手に変型し始めていた

みのる「や、やばい!!」

みのるは慌ててまわりを見渡した

すると

なんと運の良いことに

偶然、油屋の方から千尋が走ってきた

千尋「おかあさーん!!おとうさーん!!」

みのるも叫んだ

みのる「千尋ちゃーん!!!助けてくれー!!!!」

千尋はみのる達に気付いて

こちらに走ってきた


ちょうどその頃

ワゴン車の中では

4人がしびれを切らして待っていた

矢崎がハンドルを指でトントン叩きながら

待切れない様子で言った

矢崎「おそいなー、、みのる達なにモタモタしてんだろう

もう日が暮れるっていうのに!」

まどかが不安そうに言った

まどか「どうしよう、、、3人ともブタになっちゃってたら、、、」

しょーたがスッと立ち上がり言った

しょーた「僕、見に行ってくる!」

矢崎があわててとめた

矢崎「行くな!しょーた!おまえまでブタになったらどうすんだよ!」

しょーたは振り返って叫んだ

しょーた「でも、もう日は暮れちゃったよ!

僕が行かなきゃ

3人とも帰ってこれなくなっちゃうかもしれないんだ!!

矢崎君達はそこで待ってて!!

必ず戻ってくるから!!」

そう叫ぶと

しょーたはトンネルの中へ走って言った

矢崎が叫んだ

矢崎「しょーたぁー!!」

理沙も叫んだ

理沙「待って!!しょーた君!!」

理沙は車を降りて

走ってしょーたの後を追おうとした

矢崎とまどかが理沙の手を引っ張って言った

矢崎「行くな!理沙さん!!

しょーたはきっと帰ってくるよ!」

まどかも泣きそうな声で言った

まどか「行かないで理沙!理沙が行っちゃったら、、あたし、、」

矢崎が二人の肩を抱いて言った

矢崎「大丈夫!!しょーたならきっとうまくやって帰ってくるよ!

あの3人だってそこまでヤワじゃないよ!

大丈夫!!絶対に帰ってくる!!」

まどかと理沙は矢崎に抱き着いた

作者はちょっと

矢崎、おいしいじゃない(笑)

思った

(笑)


しかし

夜になっても

しょーた達は帰ってこなかった


次の日も

その次の日も

しょーた達は帰ってこなかった

矢崎達は不安をこらえながら

とにかく

しょーた達の帰りを待った

そうして

数週間が過ぎた頃

矢崎達もさすがに気力を使い

希望も薄れてきた頃

しょーた達が帰ってきた!!

車で寝ていた矢崎の横の窓ガラスが

コンコンッ

鳴った

矢崎が目をさますと

車の外にしょーた、みのる、ゆうき、鈴木

4人が立っていた

矢崎は涙を流して叫んだ

矢崎「しょーたぁ!!!みのる!ゆうき!鈴木!!

無事だったのか!!

オレはお前らの事を!、、うう、、、」

矢崎は4人に抱きつき嬉し涙を流した

その声で

まどかと理沙も目をさまし

みんなは再び再会を果たす事ができたのであった

そうして

宇宙船は地球そっくりの星から離陸した

下に見える山道沿いの家から千尋が手を振っている

千尋「しょーたくーん!ありがとーう!!」

しょーたも宇宙船から手を振った

しょーた「ありがとう!千尋ちゃんもがんばってね!!」

千尋「うーん!!しょーた君もがんばってねー!!」

二人は手を振って

地上と宇宙に別れた

それを見ていたまどかが興味しんしんで言った

まどか「ねぇ、あの中で一体なにがあったの?」

しょーたは目を潤ませながら言った

しょーた「うん、千尋ちゃんと一緒にいろいろ大変な事もあったけど

いい経験になったと思うんだ」

矢崎がみのる達に言った

矢崎「で、ごんごんボールは見つけられたのか?」

みのるとゆうきが目を合わせて言った

みのる&ゆうき「それがよう、オレら何もおぼえてねーんだなコレが(笑)」

鈴木がうなずきながら言った

鈴木「うん、あの飯しゃあうまかった!!」

みのるも言った

みのる「ありゃうまかったなー!!」

ゆうきが悔しそうに言った

ゆうき「オレあの鈴木の所にあった肉食おうとした所から憶えてねーんだよなー

ちくしょー!食いたかったな−あの肉!!(笑)」

矢崎が笑いながら言った

矢崎「おまえら本当にのんきだなー(笑)」

しょーたが何かを思い出したように言った

しょーた「そうだ!僕、ごんごんボール見つけて持ってきたよ!」

みのるがすかさず言った

みのる「おお!マジか!?みしてくれ!

ドラゴンボールみてーな形してんのかな!?」

しょーたがポケットから手を差し出した

しょーた「これだよ、湯ばあばさんの部屋に7つともあったんだ」

ゆうきも顔を突き出して言った

ゆうき「おお!どれどれ!!」

矢崎が顔をしかめて言った

矢崎「なんか思ったより小さいんだな、、」

鈴木が言った

鈴木「つーかこれ、スーパーボールだろ」

その瞬間

宇宙船が大きく揺れた

ガクンッ!!

みのる「うわ!!なんだ!?」

理沙「きゃ!!」

その瞬間

操縦席の前の大画面にコンピューターの文字があらわれた

『ブラックホールに接近中!!』

『ブラックホールに接近中!!』

みのるが叫んだ

みのる「ブラックホールだぁ!?」

ゆうき「なんだよそれ!?」


いやはや

一難去ったらまた一難

はたして

みのる達は無事に地球に帰れるのだろうか?


つづく(笑)




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