長野のスキー場


場所は長野


みのる、ゆうき、鈴木、矢崎、しょーた

佐藤円香、高木理沙、ゴンゴン

8人は

スキー場にいた

天気は快晴で

まぶしい太陽の光がパウダースノーに反射して輝いている

みのる達は新次郎にもらったお金で

休日を利用して

一泊二日で

長野にスキー旅行にやって来たのである

昼過ぎぐらいに到着したみんなは

「あ、やべ!、そういえばオレ、今日の夕方から仕事入ってたんだった!!」

と言ってあわてて帰っていったゴンゴンを除いて

日が暮れるまで三浦雄一郎のようにスキーを楽しんだ

そして

夜になると

バスに乗って少し離れた山の中にある旅館にやってきた


入り口を入り

2階にある7人一緒寝れる大部屋に着くと

みのるが言った

みのる「いやーそれにしても今日は一日中すべりまくったな(笑)」

ゆうきが鈴木を見て言った

「っていうか鈴木ちゃんとリフト乗れよ!(笑)」

高木理沙がプッと吹き出すように言った

理沙「だって鈴木君(笑)、ずっとぶら下がってるんだもん(笑)」

鈴木は逆立ちの練習をしながら言った

鈴木「おお、ぶら下がり健康法ってやつよ」

矢崎がお茶を入れながら笑いながら言った

矢崎「係りの人がほんと心配そうに見てたよ(笑)」

と言った矢崎の顔はとても嬉しそうだった

そう

矢崎にとってこの旅行は奇跡に近いほど嬉しいものだった

大人数とはいえ

高木理沙と一緒の空間にいられるのである

矢崎にとってこれほど幸せな事はなかった


そして

夕食の時間になり

大広間でおいしい食べ物や

おいしい飲み物に囲まれて

楽しくお喋りしながら食事を終えた7人は

一旦部屋に戻り

お風呂に入る事にした

その旅館には

露天風呂が完全装備されていた


7人は旅館の古い木でできた廊下を歩いて

露天風呂の入り口まで行った

「男湯」と「女湯」という垂れ幕がかかっている

みのるは、ふとゆうきの顔を見た

ゆうきは口からよだれを垂らし

少し鼻血を出している

そう

ゆうきの体は佐藤円香と入れ代わっているので

女の子として

女湯に入るのである

しかし

やはり中身は男なので

ゆうきはとてもワクワクしていた

心の中では

『んぐっへっへ〜!!』

と思っていた

みのるはそれに気づき

『くっ、、こいつ!、、、』

と思った


そして

それぞれ風呂に入っていった

みのる、鈴木、矢崎、しょーた、ゆうき(佐藤円香)は男湯に入り

高木理沙と佐藤円香(ゆうき)は女湯に入っていった

矢崎が服を脱いでいると

横ではゆうきの体をした佐藤円香が

固まったまま立ち尽くしている

矢崎は言った

「あれ?、ゆうきは着替えないの?」

ゆうき(佐藤円香)は顔が赤くなっていた

見た目は男だが

中身は女の子なので

まわりに裸の野郎どもがウロウロしてる状況にドキドキしているのだ

ゆうき(佐藤円香)は矢崎の方を向いて早口で言った

ゆうき「お、、、オレ、ちょっと風邪気味だから今日はやっぱ入るの止めとくわ(笑)」

矢崎は少し心配そうにゆうきの体をした佐藤円香を見て言った

矢崎「大丈夫?、今日結構寒かったからね」

ゆうき(佐藤円香)は下を向いたまま

「うん、今日ゆっくり寝れば治ると思う、、」

と言いいながら

顔を赤らめて

ササッと部屋に戻って行った


その頃

本物のゆうきは佐藤円香の体で

チャッカリ女風呂に入っていた

そしていろんな女性の裸体を見ながら

『ぬっほっほー!、こりゃたまんねぇっす!(笑)』

と鼻血を垂らしていた


矢崎としょーたも風呂に入っていた

2人は露天風呂につかりながら喋っていた

矢崎「うわーすげー星が綺麗!」

高さ3メートルくらいの岩に囲まれた露天風呂から上を見ると

夜空の星が無数に見えていた

しょーたも頬を赤らめながら言った

しょーた「本当だ、綺麗だし、気持ちイイねー」

お湯の表面からは夜空に向かって湯気が立ち上っている

矢崎はタオルを頭の上にのせ

まわりを見渡して言った

矢崎「あれ?、そう言えばみのると鈴木は?」

しょーたも辺りを見回した

しょーた「あれ?、いないね、、、体でも洗ってるのかな?」


その頃

鈴木とみのるは

露天風呂の「女湯」の方の岩の外から登っていた

みのるは岩を登りながら言った

みのる「ちくしょー!、ゆうきだけいい思いしやがってー!」

そう

みのると鈴木は女湯をのぞきに来ていたのだ

2人は岩を登ると

ピョコッと顔を出した

みのる「うひょー!、最高の眺めだな、おい!(笑)」

鈴木「ああ、混ざりっけなしの女体パラダイスだ」

2人は鼻血を出しながら女湯をのぞいていた

スノボーをやりに来た若い女の子達が結構いるのだ

そして

その中にゆうきの姿もあった

みのる「あ、あれ、ゆうきじゃねーか?」

ゆうきは露天風呂に入ったり

体を洗ったりを繰り返しながら

風呂の中をキョロキョロしながらウロウロしている

みのる「あいつ、ここぞとばかりに目を見開いてんな(笑)」

鈴木「ああ、だが、奴もセクシーだな、、」

みのるは悔しそうな顔で言った

みのる「くそ!、あいつ鏡で自分の体でも見てろってんだよな!」

そう言って鈴木の方を見ると

鈴木がいなかった

みのる「あれ?、、鈴木?、、どこ行った?」

みのるは周りを見渡したが鈴木の姿はなかった

みのる「あいつ、どこいったんだ?、まあいいか」

みのるはまた露天風呂の方を見た

みのる「あっ!」

露天風呂では女性達に混じって

さりげなく鈴木がシャンプーして髪を洗っていた

みのる「あいつ!、いつの間に!!」

次の瞬間

露天風呂から「キャー!!」という悲鳴が響いた

鈴木のとなりで髪を洗っていた女の子が

となりでシャンプーしてるのが男だと気づき

びっくりして叫んだのだ

すぐに他の女の子達も異変に気づき

みんな騒ぎ出してしまった

鈴木は全裸のまま

「ふははははは!」

かん高い笑い声をあげながら

カールルイスの走り方でどこかへ去って行った


そして

その日の夜

7人は

みんな一緒に寝れる大きな部屋で

布団を敷くと

トランプや

枕投げなどをして楽しく遊んだ

一通り遊び終わると

それぞれマンガを読んだり

テレビを見たり

ばくてんの練習をしたりと

それぞれの時間を過ごしていた


矢崎は一人でベランダに出ると

星を眺めながら

トキメキっていた

そう

やはり矢崎にとってこの旅行は

高木理沙と一緒の時間を共有できる奇跡の旅なのだ

矢崎が夜空を眺めながら

吐く息が白くなるのを見ていると

ガラッとドアが開き

高木理沙がベランダに出てきた

理沙は両手を口の前にあて

息を吐きながら

「寒いねー」

と言って

夜空を見ている

矢崎の心臓はドックンドックンいいながら

幸せの最高潮に達していた

ベランダで高木理沙と2人きり

矢崎の顔は赤くなっていった

高木理沙は矢崎を見ると

高木理沙「となりに座ってもいい?」

と言った

矢崎はすかさず「いいよ」と言って

少し左に体を移動した

高木理沙がとなりに座ると

矢崎の鼓動はさらに高鳴った

そして2人は

今日の出来事などついて

しばし雑談した


話が一段落すると

高木理沙は矢崎の方を見て嬉しそうな顔で言った

高木理沙「ねえ、矢崎君ってさ、よくいろんな女の子に告白されてるよね?(笑)」

矢崎は恥ずかしそうな顔で言った

矢崎「そうかな、、、(笑)」

高木理沙は少し不思議そうな顔で言った

高木理沙「でも、矢崎君って彼女いないよね?」

矢崎「うん、、、」

矢崎はこの話の流れにとってもドキドキしていた

高木理沙はとっても嬉しそうな顔をしながら

生き生きしたかわいい声で言った

高木理沙「あ、、もしかして、、好きな人がいるのかな?(笑)」

矢崎はドキッとした

冷静なふりをして

うまく話をごまかした

今の矢崎にとって

まさか

「あなたの事が好きなんです」

とは言えなかった

しかし

矢崎は頑張ってなんとか質問をする事にした

ドキドキしながら

今の矢崎の中で

決定的に気になってる事を

勇気を出して聞いてみる事にした

矢崎は理沙の横顔を見て言った

矢崎「高木さんは、、その、、彼氏とかいるの?」

理沙は少し笑いながら言った

高木理沙「いないよー(笑)」

その瞬間

矢崎はホッと胸をなで下ろした

理沙はそのまま喋った

高木理沙「でも、最近ちょっと、、なんか、、鈴木君の事が気になっちゃって(笑)」

矢崎はパッと理沙の方を見て言った

矢崎「鈴木!?」

その声はうわずっていた

理沙は笑顔で言った

高木理沙「うん、なんか、鈴木君って面白いなーって思っちゃって(笑)」

矢崎の頭から血の気が引いた

矢崎は少し青ざめた顔で言った

矢崎「それは、、、鈴木の事が好きって事?、、、」

理沙は照れ笑いをしながら言った

理沙「ううん(笑)、そんな大袈裟じゃないんだけど、、、でも、、、」

理沙は部屋の中でばくてんの練習をしている鈴木を見ながら

興味津々な目をして言った

理沙「鈴木君って恋愛とかしないのかな?」

矢崎はなんとも言いがたい複雑な気持ちに襲われながら言った

矢崎「うーん、、あいつの恋愛に対する精神年齢は1歳と2ヶ月って噂だから、、」

高木理沙は思わずプッと吹き出した

高木理沙「ほんと(笑)、、そんな感じだよね(笑)」

そう言いながら

鈴木を見る高木理沙の瞳は

恋する乙女のような輝きを放っていた


そして

その夜

矢崎は枕を濡らした


つづく(笑)




NEXT


BACK